こんにちは、アシスタントの多部 茶医奈(@chaina_tabe)です。
今日のお話は何だか楽しそうですね。
そう思って頂けると感慨の至りでございます。
(コレはあんまり期待できないな、、、)
現代を取り巻く日本の現状について
昨今では何かと個性が大切であると叫ばれており、価値観の多様性というリベラル的な思想が徐々に世界に浸透し始めている。
様々な価値観を持つ人間が世界で尊重される事自体は大変素晴らしい事だし、より理解が深まる為に沢山の人間が頑張る事は私も概ね賛同している。
だが今までの日本の環境を考えた際に、日本での教育はどちらかと言えば個性を潰す様な性格が強かった。
それは調和を持って良しとする日本文化が根底にあるため、社会全体を乱す様な尖った人材を教育することは日本的にはタブーであったのかもしれない。
だが残酷にも時代は進み、不確実性が高く変化も早いこの現代社会に柔軟に適応していく為には、もはや従来の日本的な個性を殺す教育では太刀打ちできなくなってきていると考える。
個性が無く、立場が上の人間に従順である機械の様な人材を育てる教育を長年してきた為、そういう教育に洗脳されてしまった人間は個性を発揮して尖る事に対し、多大な違和感を抱いてしまっているだろう。
そんな状況でいきなり個性が何よりも大切であると手のひらをいきなり返されても、困惑する日本人が多いのではないかと考えている。
強い個性を醸成し、尖る人材を育成するという話をする前に、この矛盾した日本社会の歪んだ構造や意識を先ず根底から改革しなければならない。
その上で私が思う個性的な人間になる為の方法論を幾つかここで述べたいと思う。
日本の環境下で強い自己主張をする事は少し憚られますよね。
そうね。日本は出る杭は打たれる文化だから。
その状況でどうすれば個性的な人間になれますか?
ある程度世間体を気にしながらも、自分の意見を固める作業を虎視眈々と続ける事が大切だと思うよ。いつか必ず花開くから。
そういうものなんですかね、、、
多分ね。
個性を醸成するための方法について
先ず率直な意見として、他人と同じ事をしてはならないというのが大前提である。
コンテンツが飽和しているこの時代で他人の真似をする事は、差別化を図る上では言語道断な発想だ。
だが勉強のために他人を真似する事は大切である。
守破離という言葉がある様に、先ずは自分が尊敬する人間や凄いと考える人間(これらを総称してここではメンターと表現する)を見つけて徹底的に真似をする。
そしてある程度メンターの持つエッセンスに対する解像度が高まったら、徐々にメンターから離れて自分の持つオリジナルへと昇華させる段階に移る。
ちなみに自分の尊敬するメンターの本質を吸収するまでには、並大抵の努力では到達できない。
メンターの持つ仕草や口調、考え方から所作に至るまであらゆる概念をコピーし、メンターがアウトプットした動画や音声、書籍を全て網羅的且つ体系的に吸収しなければならない。
それらをこなす事で初めてメンターの本質を自分の中で腑に落とす事が可能なのである。
その過程を踏む事で自分の考え方とメンターの持つ本質との間で化学反応が起こり、より高次の思想に自分の価値観をアップデートする事が可能となる。
次に大切なことは、とにかく自分の頭で考える習慣を持つ事だ。
これが個人の持つ独創性を高めるための本質であると言っても過言ではない。
ここで注意だが、自分の頭で考える為には必ずセットでアウトプットをする事が必須である。
この点を疎かにする人が多いが、自分の頭で考えるだけなら極論誰でも可能である。
そうではなく、しっかりとアウトプットをする事で自分の頭の中に自分なりの考え方を定着させる事が可能となる。
何かネタを探したり情報を得る際は、あくまでもアウトプットありきでインプットをするべきだ。
大概の人間はインプットをしただけでなんとなく理解した気になるので、そこで満足して行動を辞めてしまう。
これが一番良く無いパターンであり、アウトプットをしないインプットは何も考えていない事と同義であると捉えるべきだ。
これではせっかくインプットに費やした時間が全く意味を持たないので、一言で言えば時間の無駄である。
そして自分の頭で考える習慣を持つと、必ず社会に対する違和感を感じる様になる。
何故なら自分なりの価値観や思想がある程度確立されてくる為、社会という不確実で複雑な概念において自分の意識がいい意味で凝り固まって浮き上がってくるからである。
私はこの感覚に独創的なアイデアの原石が詰まっていると考えており、それらを抽出してブラッシュアップする作業をする事でユニークな概念を打ち出す事ができる。
革新的なアイデアというものはいつの時代でも常識とかけ離れている事が多い。
それは日頃から常に常識を疑い、自分が信じる概念を突き詰める作業を行うことで醸成される。
世間とのズレを感じるのは社会性が欠落している証拠ではないですか?
そうだね。ある程度常識的な概念から自分の意識が乖離している証拠だから、それをそのまま社会で行動に示すと問題が起きるので注意が必要。
なんか変な人っていうレッテルを貼られますよね。
そうそう。それで社会で生きにくくなったら無駄に精神的に消耗するのであまり賢い選択とは思えないかな。
でも先生は既に世間からかなり変人であるというレッテルが貼られている様な気がしますが、、、
私はもう半分人生諦めている節があるから大丈夫よ。
(何が大丈夫なんだ、、、)
個性をビジネスに活かす方法について
では自分の持つ独創性をどうすればビジネスに転換する事ができるのか。
ビジネスの世界は基本的に博打と同じなので、とにかく数をこなす事が大前提となる。
ただ思考停止状態で数を打つだけでは駄目で、行動した結果を真摯に受け止めてPDCAサイクルを回しながら常に軌道修正をしなければならない。
特に大切な事は何をどう改善するかであり、それは実際に行動しなければ問題点も確認できない。
故にビジネスの鉄則は、常に行動を前提としながら適切なタイミングで思考する事である。
何も考えずにただの根性論でがむしゃらに行動する事はスマートでは無いし、それは単なる暴走でしかない。
趣味でやる分にはそれでも構わないが、ビジネスでやっていく為にはある程度結果を出さなければならないので、しっかりとした目標設定と柔軟な戦略性が必須となる。
インターネットが発達した現代においては情報が瞬時に世界を駆け巡るため、新しいアイデアは無数に存在し、即座にパクられてしまう。
故に新しいアイデアに固執する事ははっきり言って不毛な行動でありコスパが悪い。
それよりも大切な事は、思いついたアイデアをとにかく早く形にする事である。
現代は速度の経済とも言われ、ビジネスにおいてはスピードが最優先で問われる時代なので、完璧主義はビジネスに於いて最大の敵である。
Facebookの創業者が言うとおり、品質がボロボロでもとにかく形にして素早く世に出すという姿勢を持たなければ成功する事はほぼできない。
完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect)
マーク・エリオット・ザッカーバーグ – Meta Platforms Inc. CEO
これからの時代は価値が飽和し、色んな意味で煮詰まる時代が到来するので、社会における閉塞感が以前よりもより強まる事が予測される。
そんな時代に求められる人材は、その閉塞感を破壊してくれる斬新な発想を持った人間である。
人工知能の発達によってあらゆる仕事が自動化するため、これから大多数の人間の仕事は確実に減少する。
故に画一的な概念は殆ど意味を持たず、その様なビジネスモデルは徐々に形骸化するだろう。
そんな過酷な環境下でも生き残る人材とは、ずはりクリエイティビティの高い人間である。
故に現代人は創造性や独創性を高める努力をしなければならないのである。
今の時代は大量のコンテンツで溢れかえっており、何をしても埋もれてしまう状態だ。
故に何か良い商品を作れば必ず売れるという昔みたいな発想は現代では通用しない。
では現代において商品を売るために大切な要素とは何か。
一言で言えば徹底して人間の満足度を追求したコンテンツを開発する事である。
人間の心理を商品開発のデザインに組み込むのは現代におけるビジネスの常識であり、人間的な魅力で人間の心に刺さる商品を開発して差別化を図る以外に人類がビジネスで生き残る方法は最早残されていない。
マーケティングの専門用語でUXという言葉があるが、人間が商品を得ることで得られる感動的な体験をデザインする事が必須となっている。
いわゆるマーケティング的な発想が必須という事ですか?
そうだね。現代は機能的価値が飽和しているから、基本的には情緒的価値で差別化するしかないんだよ。
という事はやはり人間が共感できるコンテンツを制作する事がこれからのビジネスにおいて必須の考え方になりますね。
私は共感とかクソ食らえなので、絶対に共感できるコンテンツなんぞは死んでも創らないけどね。
安定の反骨精神ありがとうございます。
個性的で魅力的な人間になる為に必要な事は
これらの事から言える事は、最終的にはコンテンツを生み出す側の人間が魅力的にならなければならないという点だ。
では魅力的な人間とは何か。
それは沢山の人間を集められる人間である。
その為には自分の事だけを考えていては駄目で、どうすれば他人を喜ばせられるかという意識を持たなければならない。
今の時代は世界的に個人主義的な発想の人間が増えてきているので、他者の為に何かをするという意識が希薄になってきている。
私の予測ではこういう発想の人間は徐々に仕事が無くなると考えている。
ある程度世界に向けてエンターテイメントをするという意識を持たなければ魅力的な人間にはなれない。
別の言い方で言えば、人徳のある人間を目指すと表現しても良いだろう。
社会に対して善行を沢山積む事で徳を得ることが可能となる。
別に大袈裟に捉える必要は無く、自分のできる範囲で些細な事から始めれば良い。
何をすれば人間が喜んでくれるのかについて常に思考を巡らし、それをビジネスに織り交ぜていく。
ビジネスの本質は価値の提供であり、他者を喜ばせて幸福にする事である。
それをある程度継続する事ができれば程度の差はあれ何かしら結果は出るだろう。
現代を覆う人工知能に始まる急進的なテクノロジーで人間の実存が脅かされ始めている現代でも、図太くしなやかに生きていける人間になる為に日々努力すべきだ。
個性を上手く活用してお金が稼げたら嬉しいですよね。
そうね。これからのビジネスモデルのベースは、個性的な魅力を発揮する事だと思うから、どんどん個性的な人間を目指すべきだと思う。
でも中にはあまり目立ちたくないというタイプの人間もいますよね。
そういうタイプの人間は割り切って裏方に徹するのもアリだと思うよ。
なるほど、、、現代は様々な生き方で活躍できる時代なのでしょうか。
今はまだまだ黎明期だけど、徐々に時代は個性を重用して、それでビジネスが成立する時代に向かうとざっくり予測してる。
こんにちは、心理思想家のパラノネコ(@neko_parano)です。